「RGB LEDテープライト」で豊富な色の変化を楽しむ|配線方法やおすすめコントローラーまで
LEDテープライトには、さまざまな種類の色が用意されており、あらゆるシーンで活用されています。単色で光るタイプだけでなく、好みの色にその都度変えられるRGBタイプもあり、魅力的な演出が可能です。
LEDテープライトはショーケースや車などの間接照明としての需要がありますが、看板のイルミネーション装飾としても注目を浴びています。また、通常の照明器具などと違い、両面テープで簡単に取り付けられ、曲面や狭い場所などにも設置しやすい点も人気の理由です。
この記事では、豊富な種類のカラーが取りそろえられているLEDテープライトの中でも、色の変化を得意とする「RGB LEDテープライト」についてご紹介します。色の変化によって派手な演出をしたい方や「RGB LEDテープライト」について知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
色の変化を楽しむなら「RGB LEDテープライト」
LEDテープライトには、大きく分けて「単色タイプ」と「RGBタイプ」があります。単色タイプはよく見かけるかもしれませんが、「RGBタイプ」はまだまだ認知度が低い傾向です。
「RGBタイプ」は、色の変化に特化した性能を持ち、任意のタイミングで好みのカラーに変化させられます。さらに、専用のコントローラーを使用することで時間ごとに色を変化させたり、光が流れるように変化させたりすることが可能です。
色が固定されている「単色タイプ」に比べて、色を変えられる「RGBタイプ」のほうが若干高価です。ただし、配置した雰囲気に応じて色を変えたい、配置してみないとどの色が合うかわからない場合は、「RGBタイプ」をおすすめします。
また、おすすめしている「RGB LEDテープライト」にはさまざまな種類があります。それぞれの特徴をご紹介しますので、好みの「RGB LEDテープライト」を選んでください。
通常の「RGB LEDテープライト」
「RGB LEDテープライト」は、R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の3つのカラーをかけ合わせて、自由に色をつくれるLEDチップを搭載しています。
光の色の変化には、専用のコントローラーを使用します。LEDテープライト全体の色を同時に変化させることが可能です。
レッド、グリーン、ブルー、イエロー、パープルなどのカラー以外にも、スカイ、アイスブルー、アクアといった中間色など、好みの色合いに変化させられるのも魅力です。
光が流れる「RGB LEDテープライト」
通常のタイプがLEDテープライト全体の色が変化するのに対し、「光が流れるタイプ」はLEDチップそれぞれが細かく変化し、光が流れるような演出ができます。
また、「光が流れるタイプ」にも「単色タイプ」と「RGBタイプ」があり、単色での演出も兼ね備える「RGBタイプ」がおすすめです。
LEDチップ3個単位で光り方や色を制御しており、通常の「RGB LEDテープライト」とは違う専用のコントローラーを使用します。それぞれのコントローラーには互換性がないため注意が必要です。
なめらかに色が変化する「RGB LEDテープライト」
通常の「光が流れるタイプ」は、LEDチップ3個単位の変化ですが、LEDチップ1個単位で細かく変化させることで、よりなめらかな色の変化を演出できるタイプがあります。
LEDチップ1個単位の場合、「赤から紫へのなめらかなグラデーション」や「LEDテープライトの中央から消えていくカーテン演出」などが可能です。
このような演出はLEDチップ3個単位ではなめらかな演出になりません。LEDチップ1個単位で制御できる製品ならではの魅力と言えるでしょう。
柔和な光が特徴的な「ネオン LEDテープライト」
ほかの「RGB LEDテープライト」と比べると少し特徴的な「ネオン LEDテープライト」もおすすめです。
LEDテープライトを専用のシリコンチューブに納めることで、従来のネオン管のような演出が可能です。左右に曲がるヘビ型、上下に曲がるエビ型があり、サイン看板やオブジェ、デザインなどさまざまなシチュエーションで活用できます。
RGB LEDテープライトのおすすめコントローラー
ミニRGBコントローラー
最も小さく、低価格なコントローラーで、電源とRGBタイプの間に接続するだけの簡単なコントローラーです。色の選択はプリセットカラーのみになります。
ミニRF RGBコントローラー
ミニコントローラーにリモコンが付いたタイプです。色の選択は、「ミニRGBコントローラー」同様にプリセットカラーのみになります。
24KEY RGBコントローラー
定番コントローラーの一つで、プリセットカラーが豊富に設定されています。
28KEY RGBコントローラー
24KEYと同様のプリセットカラーに加えて、調色ボタンが追加されており、好みのカラーをメモリーすることが可能です。
44KEY RGBコントローラー
28KEYよりもメモリーできる数が増えており、スピード調整が可能になったタイプです。シーンに合わせてすばやく変更できるようにしたい場合におすすめします。
RGBタッチパネルコントローラー
壁に備え付けできるタッチパネル式のコントローラー。据え置き型のため、店舗照明用などに便利なタイプです。
RGBタッチコントローラー
タッチ式のリモコンが付属しており、色が円形に表示された部分をタッチすることで、直感的な操作での色の変更が可能です。
RGBミュージックコントローラー
音楽に合わせて点滅やグラデーションなどの演出が可能なコントローラーです。ボリュームボタンにより簡単に音の感度調整ができます。
ただし、光が流れる機能やカラー演出を自動で行う機能があるタイプとは併用できない可能性がありますので、対応しているかどうか確認する必要があります。
RGB 3ch調光器
出力を調整する「調光器」の一種で、各色の出力を調整することによって好みの色を演出できるタイプです。色のメモリーなどはできませんが、アナログ感が好みの方におすすめします。
携帯アプリで操作できるコントローラー
スマートフォンやタブレット端末にインストールしたアプリから自在に変色や点滅・グラデーションなどの演出が可能です。対応するアプリやデバイスによって可能な演出が異なる場合があります。
RGB LEDテープライトの配線方法
通常のLEDテープライトに比べて、RGBのLEDテープライトの配線は複雑なのではないかと不安に思うかもしれません。しかし、「RGB LEDテープライト」の配線は一本化されている製品がほとんどで、作業も簡単です。
基本的には、コントローラーとワンタッチで接続し、電源とアースを取れば配線は完了します。通常のLEDテープライトの間に専用のコントローラーを中継しているだけなので、難しい配線は必要ありません。
ただし、通常のLEDテープライトよりも消費電力が大きいため、電源容量に注意が必要です。
例えば、5050RGBタイプ 30LED/m(1mあたり30個のRGB LEDチップ)の場合、通常の5mでは150個のLEDチップとなり、消費電力はおよそ36Wです。LEDテープライトの電圧は12Vであることから、次の計算方法で電流値を算出できます。
ヒューズから電源を取る場合などであれば、5Aまでは対応できますので、上記のタイプであれば配線が可能です。
「RGB LEDテープライト」には、LEDチップがもっと多いタイプや消費電力が大きいタイプもありますので、使用するタイプに合わせて電源容量を確保してください。
まとめ
さまざまな種類があるLEDテープライトのなかでも、色の変化や演出を得意とするのが「RGB LEDテープライト」です。メーカーによっても性能や演出度合いが変わりますので、希望に合わせてLEDテープライトを選んでください。
ただし、種類が豊富すぎてどの製品がよいのかわからない方は少なくありません。「RGB LEDテープライト」に限らず、LEDテープライトを導入したい方は、まずはプロに相談してみましょう。
専門知識を持ったプロに相談することで、ニーズに合った製品の紹介や設置、配線のアドバイスを受けられます。失敗や故障などのトラブルを未然に防ぐためにも、ぜひ一度ご相談ください。