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色温度を表わす単位のK(ケルビン)を理解して最適な照明を選ぶ

照明機器で使用する電球やLEDでは、その光を見た時にどのように感じるのかを表わす色温度に分類されており、暖色系は暖かく感じ、寒色系は冷たく感じます。単位はK(ケルビン)で数値によって表わし、その製品がどのような色温度を持っているのかを判断することが可能です。色温度について理解を深めることで、使用する環境に応じた最適な照明を選ぶ際の参考にできるでしょう。

科学的に導き出された色温度

色温度はK(ケルビン)という単位で表記され、それを見ればどのような光の色を持っているのかを知ることができます。ケルビンは熱力学では絶対温度を表わす単位ですが、照明機器でのK(ケルビン)は少々異なる意味で用いられているのです。
K(ケルビン)の数値が低い場合は暖かい暖色系となり、高い場合は冷たい寒色系になり、利用シーンに合わせて選ぶことができます。人間の感覚では熱量が高いと暖かく、低いと冷たく感じるはずですが、照明の場合はその逆となっており、K(ケルビン)の値が低いと暖色系になり、高いと寒色系になるのが特徴的です。高熱の黒体と呼ばれている電磁波を吸収する物体から、光が放出された際の温度を数値化したものが色温度。色温度は人間が感じる暖かさや冷たさと言った感覚的なものではなく、科学的な数値で表しているものです。

色温度を感覚的に捉える方法

人間の皮膚感覚では熱量が高いと暖かく感じ、低いと冷たく感じるものですが、照明機器の光の系統を表わす色温度では、その逆になっていることから、混同されるケースも少なくありません。そのため、ビギナーの方はK(ケルビン)の数値を見ただけでは、感覚的にその機器が持つ光の色をイメージしにくいことがほとんどです。色温度を感覚的に捉えることができれば便利なのですが、そのためにはガスコンロなどの炎を思い浮かべるのがおすすめです。ガスが完全燃焼した際には炎が青色になり最も熱効率が高く、調理をする際には食材をしっかりと加熱することが可能となり、熱量が高いほど暖色系となることがわかります。一方、火力を調整して熱量を下げた時には炎がオレンジ色になって暖色系となるというわけです。これをイメージすれば熱量が高ければ寒色系となり、低ければ暖色系となる色温度とK(ケルビン)の相関関係が比較的簡単に理解できるようになると便利でしょう。実際の照明機器では色温度が低くなるとオレンジ系の色になり、徐々に高くなると黄色がかかった白色になるほか、さらに数値が上がると青系の白色になります。

分かりやすくするための逆色温度

照明機器では色温度を表わすK(ケルビン)の数値が低ければ暖色系となって暖かさを感じるので、それを覚えてしまえば簡単です。しかし、やはり人間の通常の感覚とは逆になってしまうことから、本来の色温度とは別に逆色温度が使用される場合があります。逆色温度の単位はK-1(毎ケルビン)ですが、それではあまりにも数値が小さくなり分かりにくくなるとして、100万倍にしたMK-1(毎メガケルビン)が使用されることもあります。一例を挙げると、色温度が3000K(ケルビン)の暖色系の電球の場合は逆色温度が333MK-1(毎メガケルビン)となる一方で、4200K(ケルビン)の寒色系の電球場合は、逆色温度が238MK-1(毎メガケルビン)となります。これなら、人間の肌感覚で感じる暖かさや冷たさと、逆色温度の数値が一致することからより分かりやすくなるでしょう。一方、従来の色温度やK(ケルビン)の方が広く普及していることから逆色温度が使用される頻度は低くなる傾向がありますが、店内の装飾などに設置する照明機器で細かな色温度を設定したい場合などに、より明確にその色の系統を知るために用いられることがあります。

太陽光と色温度の関係

人間は日常生活の中で明かりは欠かすことはできず、もしも暗闇の中であれば何も見えなくなり行動できる範囲が限られてしまいかねません。
日中は太陽光の下で、夜になれば照明の下で暮らし、眠る時以外は常に光が照らされた場所に存在しています。そこに明かりがあれば視認性が高まり、本を読むことができるなど、日常生活をスムースに送れるようになるでしょう。朝日や夕日から降り注ぐ光は約3000K(ケルビン)と言われており、周囲がオレンジ色に染まることから暖色系であることが分かります。最も太陽が高い位置になる正午頃には約5000K(ケルビン)となるほか、高原など光が届きやすい空気の澄んだ場所で周囲に遮るものが何もなく広大な空間が広がっているケースでは、晴天の時には約6500K(ケルビン)まで達することがあります。太陽光の色温度が高くなることで周囲を明るく照らしてくれることから、日常的な昼間の活動ができるようになるでしょう。これらの太陽光と色温度の関係を参考にすれば、どの程度の数値なら昼間の太陽光と同様の明るさが得られるのかなどを具体的にイメージでき、照明機器を選ぶ際の判断材料になります。

色温度と照明機器の分類

照明機器は色温度とK(ケルビン)の数値に加えて、どのような系統の色になるのかなどから分類されており、これらの要素が商品を選ぶ際の指標になるでしょう。メーカーによって若干異なるケースはあるものの、ほとんどは以下のように分類されています。3000K(ケルビン)は電球色、3500K(ケルビン)は温白色、4200K(ケルビン)は白色、5000K(ケルビン)は昼白色、6500K(ケルビン)は昼光色というのが、おおよその目安です。落ち着いた空間を演出したい時には3000K(ケルビン)の電球色が用いられ、やわらかな明かりと暖かさを感じることができます。一方、全体的に明るい空間を作りたい場合には5000K(ケルビン)の昼白色や6500K(ケルビン)の昼光色を用いて、太陽光を思わせるような強い光のインパクトを与える手法を取り入れることが少なくありません。色温度が低いとオレンジや黄色がかかった暖色系となり、数値が上がるにつれてだんだんと寒色系になり、6500K(ケルビン)程度まで達すれば寒色系で少し青みがかかった強い白色になります。色温度のK(ケルビン)の数値と光や色の系統を表わす分類で、その機器がどのような光を放つのかを判断することが可能です。

健康にも留意する時代に

多くの人々の間で健康志向が高まっている昨今、日頃からの生活の質を高める一環として照明機器にも気を使う方が少なくありません。特にここ数年で睡眠の質について考える方が多く、熟睡できることが健康のベースになることから様々な健康法が取り入れられていますが、その波は照明機器の世界にも訪れています。
人間は午前中に色温度の高い光を浴びると、通称幸せホルモンと呼ばれているセロトニンの分泌が促されて活力が生まれる一方で、就寝前に浴びてしまうと交感神経が優位になり快適な睡眠を妨げてしまうことが分かってきました。また、色温度が高くなることで文字などが読みやすくなる一方で、光に含まれているブルーライトを浴びることで脳が活性化してしまい、深い眠りができなくなることも報告されています。これらの事象から照明機器を選ぶ際には単に視認性を高めることだけに注力するのではなく、環境に合わせて選択することが求められる時代となりました。色温度やK(ケルビン)から最適な商品を選ぶのはもちろんのこと、ボリュームを操作して光の強さを調整できる機器を導入するなど健康にも留意した工夫をするケースが増えています。照明機器は毎日使うものだからこそ、良い商品を選びたいところです。

まとめ

照明機器の色温度やK(ケルビン)は一見すると難しいものだと考えてしまいがちですが、一度その法則を覚えてしまえば数値を見るだけで、どんな光を放つのかをイメージすることができます。それでも電球やLEDなどを使用する際には迷ってしまうところですが、そんな時は専門の業者に相談するのがおすすめです。多くの実績から設置場所に応じてどんな色温度の機器を選べば良いのか、適切にアドバイスしてもらえるでしょう。その際に色温度やK(カンデラ)について正しく理解してれば、共通理解を深めやすくなるので便利です。

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