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LEDテープライトが剥がれるのを防ぐ方法とは

LEDテープライトはさまざまな加工が可能で、取り付けも簡単な照明器具です。業務用だけでなく、一般家庭においても多く使用されており、多種多様な機能を持つ製品が販売されています。

素人でも簡単に設置できるLEDテープライトですが、中には「きちんと取り付けたつもりなのに、剥がれてしまった」という方もいらっしゃるでしょう。LEDテープライトには、はじめから両面テープが付属しているものがほとんどですが、両面テープの強度は製品によって異なります。

今回は、LEDテープが剥がれるのを防ぐ方法について解説します。おすすめの粘着テープや剥がす際の注意点にも触れていますので、ぜひ参考にしてみてください。

LEDテープライトが剥がれやすくなる理由

LEDテープライトが剥がれやすくなる原因として挙げられるのが、粘着テープの強度や接着面の状況などです。

ここでは、主に接着面に焦点を置いた剥がれやすい理由について解説します。

接着面に汚れや凹凸

LEDテープライトを貼り付ける前に、取り付けたい場所に汚れがないか確認しましょう。汚れだけでなく、ほこりやゴミなどが付着したまま取り付けると、LEDテープライトが剥がれる原因となります。

また、凹凸やざらざらしている面への取り付けも、LEDテープライトが剥がれる理由の一つです。平な面に貼り付ける場合と比べて、両面テープの粘着力が弱くなりやすく、ぐらぐらしたり、剥がれたりしてしまいます。

湿りやすい場所に接着している

湿気が多い場所への設置は、粘着力の低下につながるケースがあります。屋外やキッチンなど、水がかかる恐れのある場所は、水分によってLEDテープライトが剥がれる可能性を考慮してください。

放熱しにくい場所で使用している

LEDテープライトは、点灯により発熱します。LEDテープライトを放熱性が悪い場所に設置した場合、熱が両面テープに伝わり、粘着力を低下させてしまうケースがあります。

発熱量はLEDテープライトによって異なりますが、放熱性が悪くなると寿命も短くなってしまうなどのデメリットもあります。

どうしても放熱性が悪い場所で使用したい場合には、放熱性を高める工夫が必要です。

配線を固定していない

剥がれやすい場所に取り付けているわけではないのに、剥がれてしまうケースもあります。このような場合は、配線を固定しているかどうか確認しましょう。

コントローラーや増幅器などが接続されている配線の場合、重量によってLEDテープライトを剥がしてしまう恐れがあります。配線が長い場合や増幅器などがある場合は、配線もしっかりと固定しておくことが必要です。

剥がれにくい取り付け方法

LEDテープライトに付属されている両面テープでは、どうしても剥がれてしまうという方もいらっしゃるかもしれません。

ここでは、剥がれにくい取り付け方法について解説します。

取り付け場所に応じた両面テープを使用する

LEDテープライトに付属されている両面テープは、特別な機能がない一般的なタイプがほとんどです。

接着しにくい場所や屋外など、特殊な場所に取り付ける場合は、それぞれに合った機能を持つ両面テープを使用しましょう。適した両面テープに変えるだけで、LEDテープライトが剥がれる問題を解決できるケースがあります。

ホットグルーを使用する

強力な両面テープを使用しても剥がれるなどの場合には、ホットグルーを使用するのもおすすめです。

ただし、ホットグルーの温度には十分注意しなければなりません。熱したばかりのグルーにすぐに取り付けてしまうと、LEDテープライトの素材が損傷する恐れがあります。

固定用クリップやステーを使用する

取り付け場所の素材や環境によって、両面テープなどでの取り付けが難しい場合には、LEDテープライト専用の固定用クリップやステーを使用しましょう。

ねじ止め式となっているクリップがほとんどで、両面テープやホットグルーに比べて確実性が高いのが魅力です。

LEDテープライトの形状に合わせたクリップが販売されていますので、使用するLEDテープライトに適合するものを使用してください。

アルミバーを使用する

取り付け場所に両面テープやホットグルーで直接貼り付けたくない場合は、専用のアルミバーやアクリルパネルの使用がおすすめです。

取り付け場所とLEDテープライトの間に挟むので、取り付け場所を保護できます。また、専用のアルミバーであれば、LEDテープライトの放熱性を高める働きもあるので便利です。

LEDテープライトにおすすめな両面テープ

LEDテープライトのように、貼り付けて使用する製品には、両面テープが付属されているケースがほとんどです。なかでも「3M」と書かれた両面テープを見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

「3M」と書かれた両面テープは「3M™両面テープ」のことで、他の両面テープに比べて剥がれにくいのが特徴です。

ここでは、LEDテープライトにおすすめな両面テープをご紹介します。

3M™アクリル粘着剤200MP

高耐熱機能を持つ両面テープで、発熱するLEDテープライトにおすすめです。剥がれにくいのはもちろん、浮き上がりを防止する機能も備えています。

また、ガラスやポリカーボネート、アクリルなど、さまざまな素材への接着が可能です。

3M™アクリル粘着剤300シリーズ

フォーム材に接着できるタイプ(300MP)と、剥がれやすい場所やプラスチック系の素材に接着できるタイプ(300LSE)に分かれています。それぞれ、自動車や医療機器、電子機器、家電製品などで使用されており、材質に合わせた強力な粘着力が特徴です。

接着可能な素材は、ポリウレタンフォーム材、木材、フェルト、ビニール、ナイロンなどがあります。

シリコン製の防水タイプは剥がれやすい

LEDテープライトには、シリコンで覆われた防水機能を持つ製品があります。シリコン製の場合、普通の両面テープではすぐに剥がれてしまうのがデメリットです。

シリコン製の防水タイプを貼り付ける場合は、片面がシリコン系粘着剤となっている両面テープを使用しましょう。

また、地面や床を照らすように設置する場合、使用する長さによっては、コーティングの重さに耐えきれず剥がれてしまうこともあります。このような場合は、アルミバーと結束バンドを使用して固定するなどの工夫が必要です。

LEDテープライトを剥がす際の注意点

LEDテープライトが剥がれる原因や剥がれにくくする方法について解説しましたが、強力に貼り付けたLEDテープライトをきれいに剥がすことは可能なのでしょうか。

ここでは、LEDテープライトを剥がす際の注意点について解説します。

テープ剥がし用のスプレーを使用する

普通の両面テープであれば、ステッカーやシールなどを剥がせるテープ剥がし用のスプレーが便利です。剥がしたあとに残っている両面テープの処理もでき、比較的安価に手に入ります。

ただし、木製の家具などに貼り付けていた場合は、スプレーによってシミができる恐れや塗装が剥がれるケースもあります。剥がした際のダメージを回避したい場合は、直接取り付けない工夫が必要です。

ホットグルーは温めて剥がす

ホットグルーで取り付けていた場合は、ドライヤーなどを使用して温めることで剥がせます。温まってくると徐々に軟らかくなってくるので、ヘラなどを使用して剥がしましょう。

まとめ

LEDテープライトは、素人でも簡単に取り付けが可能ですが、剥がれにくくする工夫が必要なケースがあります。

基本的に強力な両面テープを使用することで解決できますが、取り付ける方法や場所によって適した接着方法を選ぶことが必要です。特に、屋外や湿気の多い場所での使用は、剥がれやすくなりますので十分に注意しましょう。

また、配線や取り付けに関する知識が少なくきちんと取り付けできるか不安な場合は、プロに相談するのもおすすめです。基本的な取り付けや配線だけでなく、シーンに合わせた工夫などのアドバイスが受けられます。導入後のトラブル回避にもつながりますので、ぜひ一度相談してみてください。

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