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ワイヤレス(無線)リモコン付きLEDテープライトの使い方

照明器具や配線などに詳しくない方でも簡単に取り付けられるとして注目されているLEDテープライト。物陰や棚、階段などに施すことで、ムードや上品さの演出につながり、居心地の良い空間を生み出します。

一般的に知られるLEDテープライトは有線タイプのコントローラーで操作するものが多く、実際には配線や雰囲気を壊さない配線方法の知識が必要です。

この記事では、簡単な配線知識さえあれば、外観や雰囲気を邪魔することなく配線できるワイヤレス(無線)タイプのリモコン付きLEDテープライトの使い方を解説します。

ワイヤレスでLEDテープライトを操作する

通常の有線タイプのコントローラーの場合、壁のなかに配線する、もしくはカバーなどで配線を隠して外見を良くする必要があります。しかし、特に後付けの場合は壁の中への配線は難しいかもしれません。

また、設置後に明るすぎた場合や光量・カラーをシーンに合わせて変えたい場合、有線タイプでは毎回コントローラーがある場所に行く必要があります。

ワイヤレス(無線)で操作できるコントローラーであれば、壁のなかに配線を通す必要がありませんし、調光やカラーの変更が手軽にできます。さらに、外観や雰囲気を壊すことなく配線でき、配線につまずいて転倒するなどの危険を未然に防ぐことにも繋がるでしょう。

赤外線リモコンとRFリモコン

リモコンには、赤外線を使用したリモコンとRFリモコン(電波を使用するリモコン)があります。

リモコンといえば「赤外線」が主流であり、リモコンと本体の間で、目に見えない光による通信を行うことで操作します。しかし、赤外線リモコンは簡単な制御を想定して開発されており、高度な機能を持つ媒体を操作することができないのが特徴です。

さらに、リモコンを本体に向ける必要や本体(受信部分)が物や壁で遮られてしまうと通信できないというデメリットがあります。壁のなかへの配線ができないため、LEDテープライトのリモコンとしては、外観を気にしない場合以外ではおすすめできません。

一方、RFリモコン登場によって高度な機能に対応できるようになり、実用性が大幅に高まりました。さまざまな電子機器に使用されるようになり、LEDテープライトも例外ではありません。

RFリモコンは、数十M~数GHz帯の電波を送受信することで操作でき、本体(受信部分)に向ける必要がありません。また、リモコンと本体(受信部分)の間に物や壁があっても問題なく作動するので、壁のなかへの配線が可能です。

LEDテープライトのリモコンは赤外線リモコン・RFリモコンどちらも販売されていますが、配線や操作性からRFリモコンをおすすめします。

ワイヤレス操作可能なコントローラー

ワイヤレス(無線)で操作可能なコントローラーには、色のプリセットを設定できるものやタッチ式の直感的に調光・変色できるものなど、さまざまなタイプが販売されています。

以下にワイヤレス操作可能なコントローラーをご紹介します。

ミニRF RGBコントローラー

ミニサイズのコントローラーにリモコンが付属しているタイプです。色の選択はプリセットカラーのみですが、直接操作とリモコン操作どちらも可能になっています。

24・28・44KEY RGBコントローラー

リモコン操作できるタイプで、比較的シンプルなコントローラーです。プリセットカラーは、24・28・44KEYの順に多くなっており、任意の色への調色が可能なタイプもあり、好みのカラーをメモリーすることでいつでも簡単に変更できます。

最低限必要な機能を搭載しており、価格が安いのも特徴です。

RGBタッチコントローラー

タッチパネル式のリモコンが付属したタイプで、簡単にフルカラー演出したい方におすすめです。好きな色をタッチするだけでの簡単操作で、21種類のカラー演出プログラムによって、幅広い調色と多彩なパターンでの演出が可能です。

RGBミュージックコントローラー

音楽に合わせて点滅やグラデーションなどの演出が可能なコントローラーです。ボリュームボタンによる音の感度調整も可能で、バーやクラブ、イベントなど音楽に合わせた演出を重視したい業種で活躍が期待できます。

ただし、光が流れる機能やカラー演出を自動で行なう機能があるタイプとは併用できない可能性がありますので、対応しているかどうかを確認する必要があります。
携帯アプリで操作できるコントローラー
スマートフォンやタブレット端末にインストールしたアプリから自在に変色や点滅・グラデーションなどの演出が可能です。対応するアプリによって可能な演出が異なる場合がありますので、お好みの演出が可能なタイプを選んでください。

配線方法①(長さが5m以内)

ワイヤレス(無線)でLEDテープライトを操作する配線方法は、ACアダプターとLEDテープライトの間にコントローラーを割り込ませるだけで完了します。要するにACアダプター、コントローラー、LEDテープライトの順で接続するだけなので簡単です。

コントローラー使用時の注意点
● LEDコントローラーは磁場の強い場所や磁石の近くに配置しない
● LEDコントローラーを振動の発生する場所で使用しない
● LEDコントローラーとLEDテープライト間は、可能な限り短い距離で使用する
● 長い距離で使用する場合は、データ用の線材を太くする、外部ノイズの影響を受けにくい線材を使用するなどの対策が必要

ACアダプターの容量に注意

家庭用コンセントなどのAC100VをDC12V(LEDテープライト)に変換できるスイッチングACアダプターにはタイプがいくつかあり、1.0A~5.0Aと流せる電流量が異なるので注意してください。

通常の5m巻き5050LEDテープライトであれば、5.0AのACアダプターを使用しましょう。短くカットして使用する場合は、1mあたり1.2Aが必要になりますので、安全マージンを計算にいれて1.5AのACアダプターを使用するのが安全です。

また、使用するLEDテープライトによっても定格電力が変わります。容量を超えた電流を流し続けてしまうと、故障や発火の危険性がありますので、容量を確認してください。

配線方法②(長さが5mを超える)

5mを超える長さのLEDテープライトを配線したい場合、単純にLEDテープライト同士を連結してしまうと電源不足やコントローラーの信号減衰が起こります。LEDテープライトの最後の方が暗くなる・点灯しないなどの状態となり、正常に点灯しなくなるのです。

5mを超える配線で正常に点灯させるには、コントローラーの信号を増幅する「増幅器」が必要になります。配線方法は、ACアダプター、LEDテープライト①、増幅器、LEDテープライト②と接続していきますが、増幅器にもACアダプターが必要なので注意してください。

また、消費電流は使用するLEDテープライトによって異なりますので、ACアダプターの容量が足りているかどうかは必ずチェックしてください。容量が足りない場合は、本格的な電源ユニットを準備するなど検討する必要があります。

3本目以降のLEDテープライトを接続する際も同様の配線方法を繰り返すことで接続可能です。

まとめ

今回は、ワイヤレス(無線)リモコンを使用してLEDテープライトを操作する方法をご紹介しました。LEDテープライトを設置する目的として、ムードや上品さの演出、居心地の良い空間作りなどが挙げられますが、外観や雰囲気を壊しにくいワイヤレス(無線)タイプが活躍します。

また、後付けであっても、壁内への配線が難しい場合や配線作業を減らしたい場合などにもおすすめでき、余計なコストをかけずに済む点もメリットです。最初から導入する場合でも、どこに設置するのか、どのタイプにするのかなど不安要素があるかもしれません。

有線・無線にかかわらず、LEDテープライトの導入を検討中の方は、導入前にプロへ相談することをおすすめします。プロに相談することで設置場所の選定や適した製品のご紹介、配線のアドバイスなどを受けられますので、失敗を未然に防ぐためにもぜひ一度ご相談ください。

お問い合わせ

テープライトについてのご質問・ご相談など、お気軽にお問い合わせください。

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